教養・トレンド

だれでもわかる!教養としての仮想通貨入門

仮想通貨とか今のトレンドだから知っておいた方が良いのかな~って思いつつ、勉強するには難しいんだよねぇ。正直訳が分からない!

ITや金融関係の事って難しいよね。そんな時はまず用語を知るといいよ!仮想通貨関連の用語を簡単にまとめたから、まずはこれだけ知ればOK。

仮想通貨・CBDC・ビットコインにブロックチェーン。
ニュースで耳にしたことはあるんだけど、実はなんだかよくわかってない。
私も書籍やネット勉強する前は、ちんぷんかんぷんでした。
でも、ビジネスパーソンたるもの、しっかりとトレンド知識は抑えておきたいから知りたい。きっとこのサイトに来てくれた人はそんな勉強熱心な方なのでは?

どうぞ安心してください!
なんだかよくわかんないから、ざっくりと知りたい。そんな人のために仮想通貨関連の用語を簡単シンプルにまとめました。
私は何かを初めて勉強するときに、とりあえずざっくり知りたいと思うのですが、なかなかそういうサイトが無いんですよね・・・。私と同じような気持ちを持っている方がいたら、ぜひこのサイトがお役に立てると嬉しいです。

仮想通貨は金融の仕組み自体を大きく変える可能性もあるため、なんとなくでも頭に入れておくと今後生きていく上で役に立つはずです。ぜひ最後までご覧いただき、21世紀必須の教養を身に着けてくださいね。

♥この記事をおすすめしたい人♥

仮想通貨について知ろうと思ったけど、難しくて挫折した人

仮想通貨が流行っているのは知ってるけど、なんか怖くてよく分からないと思っている人

キャッシュレス時代の新たな教養を身に着けたい人


まずは、仮想通貨の基本の「き」を知ろう!

仮想通貨とは何?

暗号資産は、通貨に代わるネットワーク上の電子的な決済手段のことです。
一番代表的なものはビットコインで、2008年にその思想(論文)が発表され、2014年に実現されました。2008年と言えば、リーマンショックのあった年ですから、ずいぶん昔から考え方があったと思いませんか?

仮想通貨と暗号資産って何が違うの?

実は、仮想通貨も暗号資産も同じものなんです。
資金決済法および金融商品取引法(2019年成立/2020年施行)で、「仮想通貨」という名前は紛らわしいので「暗号資産」という呼び名にしましょうとなったため、2つの呼び名があるんです。
サイトによっては正しく使われていないこともあるので注意しましょう。

仮想通貨:2020年5月以前の呼び方

暗号資産:2020年5月以後 の呼び方


仮想通貨はどう発展してきた?通貨の種類を解説

仮想通貨の代表はビットコインですが、世の中には様々な仮想通貨が存在します。最近では、 中央銀行が発行するCBDCというものまで登場しています。
ここでは発展してきた順に、仮想通貨についてを見ていきます。


ビットコイン

まずは、仮想通貨界の基軸通貨ともいえるビットコインについてです。仮想通貨の米ドルとでも思ってください。
実は、もともとビットコインは既存の中央集権型の金融システムは問題がある!というところからスタートした考え方です。そのため、ビットコインの核となる仕組みは、とにかく分散しよう(分散型ネットワークと言う)というものです。

専門用語でいうと、ビットコインはピアツーピア(Peer to Peer/P2P)型の暗号資産です。
ピアツーピアとは、中央にサーバーを置かずにネットワークで接続された端末同士でデータをやり取りする仕組みの事です。


とりあえず、ビットコインって基軸通貨&分散型ネットワークなのね。という点を抑えておけばOKです。
最後に各暗号資産の違いを表にしていますので、詳しいことはそちらをご覧ください。

アルトコイン

ビットコイン以外の仮想通貨の総称として使われることが多いです。(以下説明する、ステーブルコインとデジタル通貨は含まない。)
Alternative Coin(代替コイン)の略からきています。

  • 改良型コイン
    →ビットコインの機能を改善したもの。イーサリアムやXRPなど
  • 分裂型コイン
    →ビットコインから分裂したコイン。ビットコインキャッシュなど。
  • 匿名型コイン
    →匿名性を高めたコイン。Dash、Monero、Zchashの3つが有名。
  • 草コイン
    →取引量や時価総額が小さなコイン


ステーブルコインとは?

特定の通貨(米ドル)などと連動し、価格が安定を重視した仮想通貨の事ことです。
ビットコインの価格変動の大きさを問題として設計されたものです。
実際にはまだお店などでは使われておらず、仮想通貨の待機資金として使われています。

ステーブルコインは大きく4つに分かれます。

  • 法定通貨担保型
  • コモディティ担保型
  • 仮想通貨担保型
  • アルゴリズム型
    →通貨供給をアルゴリズムで調整。

上の3つはそれぞれ担保がありますが、アルゴリズムだけ担保されるものがありません。


デジタル通貨とは?

100%裏付け資産がある、支払うことに主眼を置いた仮想通貨のことです。
ステーブルコインとの違いは、100%の裏付け資産がある点です。

発行主体は以下の通り3つあり、特に、中央銀行が発行するものを中銀デジタル通貨=CBDC(Central Bank Digital Currency)と呼びます。
Facebookが発行しようとしていたリブラも、このデジタル通貨に分類されます。

発行主体は大きく3つ。

  1. 民間銀行
  2. 民間企業
  3. 中央銀行



ちなみに、世界各国では中央銀行デジタル通貨(CBDC)の実証実験が進んでいて、利用まで秒読みなんです。
実験が進んでいる国の一例は以下です。意外な国もラインナップされてますよね。

  • 中国
  • カンボジア
  • スウェーデン
  • バハマ


デジタル通貨を詳しく見てみよう

デジタル通貨については最近何かと話題になってるため、もう少し深いところまで触れておきます。
小難しいとことはちょっと・・・という人はスキップしちゃってもOKです。
できるだけ簡単に解説しますので、「頑張ります!」という人はぜひついてきてください。

なんで各国とも中央銀行デジタル通貨(CBDC)を発行するの?

現在の金融システムが抱えている課題について、デジタル通貨で解決できるから。
じゃあ、課題って何?というと、銀行口座を持てず、金融サービスにアクセスできない人がいるということ。だから、個人の利益を追求する民間業者よりも、中央銀行のような公的な機関がデジタル通貨を発行することが良い。としているんです。

ただしこれは表向きの意見で、実は民間事業に通貨発行権を奪われると困るという点もあるようです。

中央銀行には、利子収入の仕組み(シニョレッジ・モデル)があります。
自国の通貨を使ってくれると、中央銀行には利子収入が入るという仕組みです。


リブラっていったい何?なんでバッシングされてるの?

リブラは、FaceBookが中心となって作ろうとした、暗号資産のことです。

日本でも、仮想通貨バブルの際にはニュースなどになっていたので、名前は知っているという人もいるのでは。
よくできた仕組みすぎて、中央銀経やFRBなどから大バッシングを受けています。
特に、中央銀行のシニョレッジ・モデルを真似したため、通貨発行による利益をリブラに取らうと思って政府からの抵抗が大きなようです。

参考書籍

技術面・歴史を含め、基本を学習したい人向け

シリーズものです。少し古い本ですが、仮想通貨の全体像が端的にまとまっており入門書としてピッタリです。



金融的な観点から仮想通貨を学びたい人

論文調でちょっと難しいですが、事例が多く取り上げられています。




いかがだったでしょうか?
何でも感でも投資に絡められがちな仮想通貨ですが、私はこれからの時代の流れを読むためには大事になってくるのでないかと考えています。「仮想通貨なんて投資をしたい人の話だから私は関係ない」と思っていた人が、少しでも教養として必要かも。と思っていただけると嬉しいです。
では、また。